Dockerで動くいい感じのLaTeX環境をつくった話
Docker上で動くいい感じのLaTeX環境をつくりました。
対象ディレクトリで
$ docker run --rm -it -v $PWD:/workdir -e USER_ID=$(id -u) -e GROUP_ID=$(id -g) arkark/latexmk
を叩くだけで*1、Docker上のlatexmkが動いてファイルの編集を感知したら自動コンパイルしてくれます。長いので.bashrc
などでaliasするといいです。
といった使用方法を想定しています。
他のDocker上のlatex環境との違いとして↓こんな感じでlatexmkの出力に色を付けてみました。
中身の処理としてはlatexmkの出力結果をパイプに流してsedでごりごり着色しています。エラーやワーニング等を視覚的にわかりやすくしました。
ついでに「、」「。」→「,」「.」の自動変換機能も加えました。もちろんIMEの設定でデフォルトの変更は可能ですが、普段は「、」「。」を使いたい人が毎回変更する手間を軽減するためです。(この機能が不要であれば自前の.latexmkrc
ファイルをつくって作業ディレクトリに追加すればいいです)
latex環境として、Cloud LaTeXやOverleafなどのクラウドサービスを使うのもありですが、ファイル管理がめんどいのとエディタが選択できない欠点があります。一方で、この方法だとローカルを汚さない上にワンコマンドでlatex環境が完結するので便利です。
Docker Hubに公開しているので、よかったらイメージをpullして使ってみてください!
*1:2019/10/30:仕様に変更があったためコマンドを修正